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2016.12.22 12:00

お酒の話 その2【氷温長期貯蔵】


前回はお酒の管理をお話しました。

今回は更に深い貯蔵のお話です。

【氷温長期貯蔵とは?】

お酒の貯蔵方法は実は沢山あります。
『洞窟貯蔵』『常温貯蔵』
『雪蔵貯蔵』『すすこり』……。
各蔵の貯蔵方法は多種にある。

今回は『氷温長期貯蔵』に迫ります。

氷温長期貯蔵とは簡単に言うと、
『マイナス5度前後でお酒を長期貯蔵する』
という事です。

日本酒は温度変化に非常に弱く、
光にも弱い。
空気に触れると酸化もします。

貯蔵温度が高いと
色変わりも早く、
老香もでやすく酸化も早まります。

火入れをしていない生酒は特に。

そこで貯蔵温度を一定の
マイナス5度前後で
貯蔵してみます。

お酒はアルコール分が入っているので、
マイナス5度前後では凍りません。

呑酔庵のお酒の貯蔵庫も
マイナスに設定しています。

超低温で貯蔵すると得られるメリットは、
酒成分中のアミノ酸、エキス分等が
古酒特有の風味を出さず、
フレッシュな状態を維持出来ること。

かつ、凍らせず液体のままである事により、
酒中アルコール分子と水分子がより
結合するので、丸みのある口当たり
になっていきます。

何やら難しいですね……。

要するに、搾った状態を出来るだけ
維持していきながら、味わいを引き出し
口当たり良くなっていく。

という事です。

例えば、
精米歩合の高い大吟醸酒などは
お米を削る分、香りは高まるが
味わいに乏しい……、
そういうお酒をあえて氷温で貯蔵し、
香りを保ったまま味わいを引き出せる!


最近では高級酒だけでなく、
吟醸酒なんかでも見かけるように
なりました。

酒造メーカーの技術が
高まってきているのでしょう。

そういう意味でも、
今が1番日本酒が美味しい時代と
言えるのではないでしょうか?

お酒のラベルには、酒名だけでなく
様々な情報が記載されています。

帯に表記してあったり、

裏ラベルに表記してあったり。

1度手にとってじっくり観察
してみるのも面白いと思います。

その中で、また新しいお酒に
出会えたらなお楽しみが増えると
思います。

楽しく健全な酒ライフを
是非お過ごし下さいませ!


因みに上の写真の2種類は
黒龍酒造のフラグシップ、
『石田屋』『二左衛門』です。

『石田屋』は
氷温長期貯蔵の純米大吟醸酒。
『二左衛門』は
斗瓶囲の純米大吟醸酒。

どちらも精米35%。

年末の自分へのご褒美に最適な
極上の美酒でございます!!

統括店長  木村